水槽にCO2の添加を考えた時にまず思い浮かぶのは小型ボンベでの添加だと思います。
一般家庭で水槽にCO2を添加しようか考える人のほとんどが小型ボンベで添加をスタートするのではないでしょうか!?
しかし小型ボンベでのCO2添加はやった事がないと設置が難しそうだったり値段が高かったりとちょっと躊躇しちゃうんですよね・・・(僕がそうでした!!)
今回はそんな小型ボンベのレギュレーターのつなぎ方や使い方、注意点をわかりやすく説明していきたいと思います!!
各パーツの説明もしているので不安な方も安心して設置できますよ。
レギュレーターセットの紹介
今回使用するのはアクアリウムで超有名なお店のcharmさんのレギュレーターのフルセットです。
CO2フルセット チャームオリジナルコンパクトレギュレーターBセットDX(6mm対応電磁弁&タイマー付き) 沖縄別途送料 関東当日便
こちらのセット↑は小型ボンベが5本セットになっているので当面の間は交換用のボンベを追加で購入しなくてもOKです!!
(4ヶ月くらいは大丈夫なはずです)
レギュレーター自体は他にも有名ないい機種があるんですが値段はフルセットにしてはそれなりで、なによりCO2を添加するにあたって必要な物が全てセットになっているので初心者には特におすすめです。
さらにCO2添加を楽にする必需品ともいえるタイマーと電磁弁は1万円程度のセットでは付いていない事が多いので少し高めですが今回はどちらもセットになっているcharmさんのセットを選びました!!
これからCO2添加を始める初心者の人で1番面倒でわかりにくいのは単体でパーツを購入する場合だと思います・・・
CO2の添加には結構色々なパーツを繋げる必要があるんですがレギュレーターや他のパーツを単品で買うと、買い忘れたりとか間違えてパーツを買ってしまうとかあるので全部セットになっていればわかりやすいですね!!
お店自体もすごく有名なので設置初期に何か不具合が見つかった時にはきちんと対応してくれると思います。
続いてレギュレーターセットの各パーツを紹介してセットしていきますよ!!
各パーツの紹介と注意点
それでは小型ボンベでCO2を添加するにあたって必要な各パーツの特徴をかるーく説明していきますね。
パーツ毎にどんな役目をするのかをざっとわかっておいてもらえるといいと思います!!
注意点は赤色で書いているのでそちらはしっかりと見ておいてください。
各パーツごとに単品で購入する時におすすめの商品リンクを貼っておくので単品で揃えたい人はそちらからどうぞ!!
小型ボンベ&ボンベスタンド
小型ボンベは中にCO2が入っているボンベです。
お一人様3点限り Leaf CO2 ボンベ 74g 1本 炭酸ボンベ 汎用品 新瓶 二酸化炭素 関東当日便
水槽の場合のボンベは74gが一般的で中身が無くなると新しいボンベに交換します。
Leaf CO2 ボンベ 74g 5本セット 炭酸ボンベ 汎用品 新瓶 関東当日便
小型ボンベ単体では自立しないのでボンベスタンドを使い立てて使用します↓
レギュレーター
レギュレーターは小型ボンベに接続してボンベ内の高圧になっているCO2を減圧して少しづつ水槽内に添加してくれるパーツです。
セットの中では1番大きなパーツなのですぐにわかると思います!!
スピードコントローラー
スピードコントローラーは別名スピコンと呼ばれレギュレーターで減圧したCO2の添加料をこのスピコンで調整します。
スピコンはレギュレーターと一体になっている事がほとんどで、2つの水槽に同時にCO2を添加したい場合はスピコン単体で購入する必要があります!!
CO2添加はとても少しの添加料を調整する事になるのでスピコンを単体で購入する際には低流量タイプのスピコンにしないと全然調整できないので注意です!!
電磁弁
電磁弁はボンベ内のCO2を出したり止めたりするパーツです!!
無くても添加自体は可能ですがCO2添加のON/OFFが毎日手動になります・・・
電磁弁のコンセントをタイマーにセットする事でその時間になったらCO2添加のON/OFFが自動になるんでとっても便利です!!
1万円程度の安いCO2レギュレーターのセットではこの電磁弁が付いていない事が多いので注意してください!!
電磁弁を単体で購入すると結構高いです・・・(3000円~5000円程度)
タイマー
タイマーはCO2のON/OFFを時間毎に切り替えできるパーツです。
リーベックス(Revex) コンセント タイマー スイッチ式 24時間 プログラムタイマー PT25
デジタルのものとアナログの物があり、どちらも時間の設定ができるのですがデジタルの方が値段は高いです!!
タイマーをコンセントに差し込み、電磁弁から出ているコンセントのプラグをタイマーに差し込む事で電磁弁がタイマーで指定した時間でON/OFFします。
1000円以下で購入できるので電磁弁をお持ちの方はぜひタイマーも導入しましょう!!
耐圧チューブ
レギュレーターの接続には圧がかかっても裂けたり抜けたりしないように耐圧チューブを使います!!
【ネコポス対応】アクアシステム CO2パーツ 耐圧ホース 2m クリア チューブ 水草 熱帯魚 アクアリウム 二酸化炭素 添加 育成
アクアリウムで使用する耐圧チューブは外径6ミリ、内径4ミリが一般的なので追加で購入する場合は参考にしてください。
また、長さは出来るだけ短い方が添加時間のロスが少なくなるので水槽にセットした後に長さの余っている部分はカットしましょう。
バブルカウンター
バブルカウンターはその名の通りCO2の添加量(泡)をカウントするパーツです!!
↑こんな感じのバブルカウンターに水を入れ、泡が下から上にあがるスピードを見ながらCO2の添加量をスピードコントローラーを使って調整していきます。
逆流防止弁
逆流防止弁は一方向からのみ空気や水が通るようになっているパーツです。
逆流防止弁 クリア 1個 CO2機器 エアレーション 関東当日便
CO2の添加をしていない時に水槽内の水が逆流してくるのをこの逆流防止弁でストップしてくれます!!
一方向からしか空気や水が通らないので取り付ける時には向きに注意してください。
どちらの向きに通るか矢印が書いてあるか、IN/OUTで表示してある場合がほとんどです。(INはボンベ側、OUTは水槽側)
逆に取り付けるとCO2の添加が始まりません・・・
CO2ストーン。ディフューザー
CO2ストーンやディフューザーは水槽内に取り付けてCO2を拡散してくれるパーツです。
CO2の泡が出る部分ですね!!
CO2拡散器 アンビリーバブルCO2 カウンタブルU−type CO2ストーン 関東当日便
CO2ストーンとディフューザーはどちらも同じ働きをします。
製品によって泡の細かさが違うのですが、より細かい方が水流に乗りやすく、ただ水面に上がるだけの時よりCO2が水に溶け込みやすくなります。
なのでディフューザーは出来るだけ細かい泡が出る物を選びましょう!!
レギュレーターセットの接続方法と使い方
それではレギュレーターに各パーツを繋いでセットしていきましょう。
ここが初心者には1番難しいポイントですが詳しく説明していくので安心してください!!
レギュレーター自体にも説明書があると思いますがそちらを見て設置するか、この図のようにセットしてもらえばOKです
(まだコンセントは抜いててください)
図で見ると難しそうなんですが実際にやってみると結構かんたんです!!
基本的にチューブを差し込むだけですからね。
charmのCO2フルセットの場合はスピコンがレギュレーターと一体型になっているのでレギュレーターの次は電磁弁に繋いでください。
レギュレーターから逆流防止弁までは耐圧チューブを使い、逆流防止弁より水槽側は耐圧チューブかシリコンチューブで各パーツを接続していきます。
ディフューザーにバブルカウンターが付いている場合はバブルカウンターを別で取り付けなくてもOKですよ。
(カウンターはものによってスピードが微妙に違うのであえて2つ付けてもOK)
タイマーをセット
各パーツを接続したら次はタイマーで時間の設定をしていきますよ。
アナログタイプの設定はかなり簡単で、まず現在の時刻を合わせます!!
次にCO2の添加をしたい時間の部分を下に押し込みます。
続いてタイマーの側面が設定した時間に起動するようになってるかを確認して電磁弁のコンセントをタイマーに差し込んでください。
タイマーのコンセントプラグはまだ差し込まないでください!!
水槽にCO2の添加スタート
それではついにCO2の添加スタートです!!
まず添加する前にスピコンがきちんと閉まっているか確認してください。
電磁弁に電源が入ると添加が開始されるのですがこの時にスピコンが全開に開いているとすごい量のCO2が一気に水槽内に出るのでまずはスピコンを閉めておきましょう
スピコンは上のツマミで添加量を調整して下のリングで固定する仕組みです。
スピコンを閉めたのを確認してからタイマーの電源をコンセントに差してください。
少しづつスピコンの上のツマミをゆるめていき、バブルカウンターを見ながら好みの添加量になった所で下のリングを締めて固定します!!
添加量は育てている水草の種類や量によって違うのですがだいたい1滴/3秒~1滴/1秒くらいに調整しましょう
(3秒に1回バブルカウンターの泡が上にあがる~1秒に1回泡があがる)
スピコンの調整でCO2の添加量を決めればレギュレーターの設定は完了です!!
小型ボンベの交換方法
レギュレーターセットの設置は1度してしまえばパーツを取り外したりしない限り基本的にそのままにしておくんですが小型ボンベ自体はボンベ内にCO2が無くなると新しいボンベに交換が必要です!!
長く使っていると何度もボンベを交換するようになるので交換の手順をしっかりと覚えておきましょう。
ボンベの交換
小型ボンベの交換はとても簡単ですがレギュレーターのOリングが劣化していたりするとボンベ内の冷たいCO2が一気に漏れ出す事があるので軍手などで手を保護してからボンベの交換をしましょう。
まずCO2がボンベ内に残っていないか確認するためにスピコンを1度ゆるめて本当に添加されていないか確認します。
続いて先程ゆるめたスピコンを全部閉め、小型ボンベを回してゆるめ、外してください。
次は新しいボンベを回して取り付けるのですが1番奥まで回した時にボンベに穴があくようになっているので奥までしっかり回してください!!
最後にスピコンで再び添加量を調整すればボンベの交換は終了です。
【水槽】小型ボンベでCO2。レギュレーターの使い方と注意点。ボンベの交換方法も。まとめ
レギュレーターのフルセットがあれば小型ボンベで簡単にCO2の添加ができます。
どんなパーツを使っていいかわからない初心者の人はフルセットで購入すると必要なパーツが全部セットになっているので間違いないです!!
CO2フルセット チャームオリジナルコンパクトレギュレーターBセットDX(6mm対応電磁弁&タイマー付き) 沖縄別途送料 関東当日便
レギュレーターや周辺パーツの設置は慣れないうちは意味不明かもしれませんが説明書や僕が作った図を見て設置してみてください。
1度設置すると基本的にはボンベの交換のみでCO2の長期添加が可能です!!
レギュレーターのOリングは使っているうちに劣化や亀裂が入るのでボンベ交換時にはよく見てチェックしてみてください。
(charmのセットだとcharmのサイトでOリングのみの販売もしています)
僕は現在小型ボンベでの添加からランニングコストが安いシルバーボンベでの添加に移行しました。
詳しくはこちらも見てみてください↓
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