今回はアベニーパファーの飼育セットの紹介と初期費用についてを詳しく紹介していきたいと思います
こんにちは。アクアリウム4年目の、ゆーです。
アベニーパファーは世界最小の淡水(水道水)で飼えるフグで、とっても可愛いフグなんですが前回の記事では飼う上での注意点をまとめてみました↓
今回の記事では実際にアベニーパファーを飼う時に必要な飼育道具(飼育セット)や初期費用ってどれくらいかかるの?って部分を詳しく紹介していきます。
それではいってみましょー!!
アベニーパファーに必要な飼育セット
それではアベニーパファーを飼う時に必要な飼育セットを紹介していきます!!
僕は既に数年間アベニーパファーを飼っているので何が必要なのかはもちろん知っているんですが、実はこの記事を書くにあたってこれから飼う人の気持ちになって初期費用を検索してみました。
すると初期費用は2万円くらいかかるみたいなサイトやブログが出てきて驚きました!!
もう少し安く飼えないかなと急遽この記事を書く事に!!
サラリーマンのお小遣いだったりアベニーパファーが大好きな小学生のお年玉くらいでも充分に飼うことができる金額で飼育に必要な道具をしっかりとお届けします(笑)
まず全体像ですが初期費用を安くするための飼育セットとして僕がおすすめするのは・・・
人工の水草水槽です!!
これにはきちんと理由があって本物の水草を育てようと思ったら強い光のLEDライトやCO2の添加が必要になってくるんですがそうなると
とにかく値段が高くなります・・・
上の画像は60cmの水槽なんですが、こちらの画像からもわかるようにLEDライトを2本設置するだけで1万円を遥かにオーバーしてしまいます・・・
もはやアベニーパファーを育てているのかLEDライトを育てているのかわからないと言っても過言ではありません・・・
(いや、そんな事はない・・・)
さらにCO2を添加するための機械(レギュレーターやジェネレーターと呼びます)も1万円以上はしますし毎月CO2の入った小型のボンベなんかも購入しないといけないので、もし水草水槽にしたい場合は
初期費用として3~5万ほどかかってしまいます!!
なので今回は水草を人工の物にする事で初期費用は抑えつつも、それでいて人工水草や小物でしっかりレイアウトも楽しめる水槽を紹介していきます。
実際にアベニーパファーを飼う時に必要な飼育セットはこちら↓↓↓
- 水槽
- フィルター
- LEDライト
- アナログタイマー
- ヒーターorファン
- カルキ抜き
- 餌(冷凍赤虫)
- 水温計
- バケツ
- 水換え用のホース
- 人工水草や隠れ家
- 網やピンセット、プラケースなどの小物
これらがアベニーパファーを飼う時に必要な道具です。
ヒーターやファンは季節によって必要になる物なので春や秋から飼い始めるのであればすぐに必要ってわけではありませんが春や秋でも日によっては急に暑かったり寒かったりするので可能であれば早めに購入する方がいいと思います!!
今回は飼育する時に必要な道具をcharm楽天市場店より選んで金額も調べてみました。
charm(チャーム)はアクアリウム商品の超有名ショップで値段もAmazonと比べて安い場合が多く、5980円以上は送料が無料になるので(沖縄は含まない)飼育セットをまとめて購入するには最適なショップです!!
価格は2021年の6月17日に調べた金額を書いているんですが、もしかしたら実際に購入する時の金額と少し違う場合があるのはご了承ください。
それでは飼育セットの一つ一つを詳しく説明していきますね。
水槽
まずは水槽について紹介します。
他のサイトやブログではオールインワン水槽のラクテリアを勧めていたりするんですが・・・
↑これですね。
オールインワンタイプの水槽は水槽本体とライト、フィルターがセットになっていてとりあえず全部揃っているので一見すると初心者向けな気がするんですが
僕的にはオールインワン水槽のラクテリアはアクアリウム初心者には全然おすすめできません!!
理由は大きく3つあります↓
- 水量が少なすぎる
- 排水に問題あり
- オールインワンだから安い訳ではない
まずラクテリアの場合、水量が10Lとなっているんですがこれはアクアリウム初心者には水量が少なすぎます・・・
水量が少ないと病気の菌や魚にとって有害なアンモニアがあっという間に水槽内に広がってしまい最悪の場合はアベニーパファーが全滅します・・・
エサの食べ方があまり綺麗でないアベニーパファーの事なのですぐに水質が悪化する事でしょう・・・
また、ラクテリアは排水が簡単にできるように設計された水槽なんですが実はそこにも問題があると思っています。
通常、水槽内の排水(水換え)は底にフンや残った餌が溜まるので底の水を集中的に抜く必要があるんですがラクテリアの場合はフンや残ったエサを排水によって綺麗にしてくれるわけではないので、どうしても汚れが溜まってしまうのも悪いポイントです。
結局水槽の底に溜まった汚れを飼い主がホースを使って掃除する事になるんですから本末転倒ですよね(笑)
可愛いアベニーパファーのために楽せずに水換え時の排水はきちんと自分の目で見てゴミやフンを取り除きましょう!!
さらにラクテリア自体がネットの価格で6000円程度なんですがこれも正直すごく安いってわけではなく水量が10Lしかないわりに高いです・・・
もう少し水量を確保できる大きい水槽、フィルター、ライトを別々で購入しても同じくらいの金額になるので別々で購入する方がいいと思います。
ここまで話が長くなってしまいましたが僕がおすすめする水槽はこちら↓
コトブキ工芸 kotobuki クリスタルキューブ300(30×30×30cm) レグラス 30cm水槽(単体) お一人様2点限り 関東当日便
みんな大好き30cmキューブ水槽です。
値段は1980円でした。
そこそこ小型で、ある程度の水量(約26L)も確保でき値段も手頃なので初心者にも慣れた人にもおすすめです。
だいたいと言うか完全に僕の感ですが水槽26L程度だとアベニーパファーだけなら1つの水槽でMAX7匹くらいは同時に飼っても水質的には特に問題はでないと思うので飼育数の参考にしてください!!
※新しく水槽を立ち上げる(セットする)場合は、まだ水槽内にバクテリアがいない状態になるので一度に多くのアベニーパファーを入れないように注意。
飼育水の作り方は別記事にて公開しているのでそちらを参考にしてみてください↓
キューブ水槽でなくても定番の横長水槽でも水量さえ同じくらいならどちらでもOKです。
アクアリウム初心者は一般的に60cm水槽と呼ばれる結構大きい水槽がおすすめと言われているんですが、どちらも使っている僕はアクアリウム初心者の人には30cmキューブ水槽の方がおすすめだと思っています!!
理由はこちら↓
こんな感じで本物の水草でアベニーを飼えます
フィルター
水槽に続いてはこれまた重要なフィルターです。
今回僕が選んだフィルターはこちら↓↓↓
GEX 簡単ラクラクパワーフィルター L 水槽用外掛式フィルター ジェックス 関東当日便
いわゆる外掛け式フィルターってやつですね!!
値段は1700円でした。
外掛け式フィルターは値段が安く、かつ流量(水の流れる強さ)を調整できるので泳ぎがあまり得意でないアベニーパファーも安心して泳げます。
今回選んだジェックスのらくらくパワーフィルターは流量の調節はもちろんできるんですが、さらに水が流れる向きも簡易的に調整できるので使い勝手がよく僕はすごく好きです!!
フィルターのサイズはS、M、Lとあるんですが先程の水量26L程度の水槽の場合だとMかLを選んでもらえれば濾過不足にならないのでいいと思います。
個人的には大きいLサイズを購入して流量を絞りつつフィルター内の隙間に濾材を入れてあげれば、さらにバクテリアが増えてアベニーパファーにとってより安全な水になるのでおすすめです。
詳しいやり方はこちら↓
LEDライトとアナログタイマー
LEDライトは必要かどうか悩む人も多いと思うんですが予算が許すのであればアナログタイマーとセットでの購入がおすすめです!!
LEDライト自体は無くてもアベニーパファーを育てる事はできるんですがアベニーパファーを含む熱帯魚は通常自然界で生活をしています。
つまり太陽が昇れば明るくなり夜になれば暗くなる生活をしているんですよね!!
なので一般的に熱帯魚を飼う時はライトをつけてあげる方が魚の生活リズムが整うと言われています。
人間だって常に暗い部屋に毎日いたらおかしくなってくるじゃないですか!?それと同じです。
なによりせっかく可愛いアベニーパファーを飼っているんですからライトで明るくしてしっかり見て癒されましょう!!
そんな感じで僕が選んだLEDライトはこちら(水槽の横幅が30cm用のライトです)↓
水作 ライトアップ 300 ブラック 30cm水槽用照明 ライト 関東当日便
値段は1980円でした。
明るさは本物の水草を育てるには少し暗いのでどんな種類の水草でも育つわけではないんですがそれでもアベニーパファーや水槽内を鑑賞するだけなら全く問題ない明るさになっています!!
陰性水草と呼ばれる少し暗くても育つ水草の場合はこのライトでも大丈夫です。
代表的なものだとアヌビアスナナやモス系ですね!!
今回選んだLEDライトは水槽のフチに引っ掛けて置くタイプで本体のカラーは白もあるので好きな色を選べます(値段は同じ)↓
水作 ライトアップ 300 ホワイト 30cm水槽用照明 ライト 関東当日便
また、アナログタイマーをLEDライトに繋げば自分が決めた好きな時間にライトのON/OFFが自動でされるので数百円の余裕があればアナログタイマーもぜひ購入しましょう↓
リーベックス 24時間プログラムタイマーII PT25 タイマー 関東当日便
値段は819円でした。
アナログタイマーがあればLEDライトのON/OFFは完全に自動になるのでかなり楽になります!!
デジタルのタイマーでもいいんですがLEDライトを自分で決めた時間にON/OFFするだけなら値段の安いアナログタイマーで十分です。
曜日によってLEDライトの点灯時間を変更するような複雑な設定が必要な人はデジタルタイマーにしましょう!!
ヒーターorファン
アベニーパファーや熱帯魚を育てるうえで超重要なのは水温です!!
アベニーパファーの適温が22℃~28℃くらいと言われているのでそれより水槽内の水温が高くなるときにはファンを設置して水温を下げます↓
テトラ 水槽用冷却ファン 25℃クールファン CFT−60 30〜60cm水槽用 関東当日便
価格は2950円でした。
↑今回選んだこのファンは音が無音とは言えないですが、それでも他の商品の小さなファンに比べて音程が低いのでそこまでうるさく感じません。
さらに水温を測るセンサー付きなので水槽内の水温が25℃くらいまで下がれば自動でオフになります。
そのままの状態でまた水温が上がれば自動でファンが回るのでON/OFFの手間がかかりません!!
寒くなる時期にはヒーターを設置して水温を快適な温度にする必要があります↓
GEX スタンディSH80 熱帯魚 水槽用 ヒーター SHマーク対応 統一基準適合 関東当日便
↑このヒーターの値段は2258円でした。(水量26Lまで対応)
ヒーターは水槽内の水の中に設置すればOKで、ファンの場合は水に風があたるように設置するんですがアベニーパファーは外に飛び出る可能性があるので、できればフタをして飛び出しに注意しつつファンは水面に風をあてるのではなく外掛け式フィルターの水がたまる場所に向けて風があたるように設置するといいと思います。
水温を下げる方法としてはファン以外にも水槽用クーラーがあるんですが値段がかなり高いので今回は選んでいません!!
1階に水槽を設置していればファンだけでも夏を乗り切れるくらいには水温を下げてくれます。
水槽の設置場所が暑い2階の場合はファンだけだと水温を下げきれるか怪しいので暑くなる時間帯だけでも部屋のクーラーをつけましょう。
カルキ抜き
カルキ抜きは水槽内で使う全ての水に使用します。
カルキ抜きをしてないただの水道水はアベニーパファーにとって毒なので触れないように注意してください!!
カルキ抜きは種類も多くどれにしたらいいか悩ましいんですが今回はこちらの即効性タイプのものを選びました↓
コトブキ工芸 kotobuki カルキ抜き500ビタミン入り 関東当日便
値段は320円でした。
カルキ抜きは少ない量ならもう少し安かったりもするんですが頻繁に使う物なので今回は500mLを選んでみました。
500mlあれば水換えの頻度にもよるんですが1本で4ヶ月程度はもつと思います!!
値段が少し高いんですがアベニーパファーの事を考えるとこちらのカルキ抜きはかなりおすすめです。アベニーを飼っている多くの人が愛用していて僕も使ってます↓
ジクラ ウォーター ベニッシモ(熱帯魚用) 500ml 関東当日便
値段は1855円でした。
ジクラウォーターと言う商品でビタミンやミネラルを豊富に含んでいてアベニーパファーの消化吸収を助ける働きがあるそうです!!
拒食症といってアベニーパファーが死ぬまでエサを食べなくなった時などにもみなさんよく使われているようなので初期費用に余裕がある人は1本買っておいて定期的に水槽内に添加すると良いと思います。
エサ
アベニーパファーの場合、エサはほぼ冷凍赤虫になります。
そもそも赤虫以外の他のエサは見向きもしない場合が多いので冷凍赤虫はエサとして必ず買っておいてください!!
ネットでも販売していますが冷凍の商品なので送料が高く店舗のアクアリウムショップなどで直接購入する方がおすすめです。
値段はだいたい300円~400円くらいで量は結構多く入っています。
冷凍赤虫のあげ方や小分けにして保存する方法はこちら↓
水温計
水槽内の水温を測るために水温計を1つは購入しておきましょう!!
水温計を時々みて水温がアベニーパファーに適した温度になっているかチェックしたり水換えの時に水槽内の水温をチェックするのに使います。
水温計は百均などでも販売されていますが結構温度がズレている場合も多いのでアクアリウムメーカーの商品の方がおすすめです↓
値段は527円でした。(本体カラーは白もあります)
この水温計は温度が表示されている部分は水槽の外に置いてセンサーを水槽内に入れて水温を測ります!!
表示も大きくすごく見やすいのでかなり便利ですよ。
バケツ
バケツは水換え(古い水を新しい水に入れ替える)の時におもに使用します。
↑僕のように何個もは必要ないです(笑)
バケツ自体は百均の物で十分ですが個人的にはダイソーの330円で販売されている10Lのバケツが使いやすくておすすめ(レビューはこちら↓)
百均の110円で販売されている商品から選ぶとしたらできるだけ多くの水が入る物を選んでください。
たぶん110円の商品だと8Lくらいのバケツが1番大きいと思うのでそれでOKです。
水換え用のホース
水換え用のホースは水換えをする時に水槽内の水を抜くのに使います。
水換え用のホースは色々な種類があり百均なんかでも発売されているんですが使いやすいと有名な商品はプロホースという商品です↓
値段はLサイズで1180円でした。
プロホースのサイズはS、M、Lと3種類あるんですが僕的にはLサイズがホースが太く広範囲のゴミやフンを素早く吸えるのでおすすめです。
人工水草や隠れ家などのレイアウト素材
今回レイアウトのメインになるのは値段の安い人工水草です↓
値段は359円でした。
この人工水草は結構大きいサイズで中にワイヤーが入っているのである程度好きな形に変形できます。
アベニーパファーは縄張り意識が強く他の魚を追いかける事も多いので大きい水草がおすすめです!!
さらに同じシリーズで違う見た目の人工水草もあるのでみなさんの好きな色や見た目の商品を選ぶ事も可能です↓
また隠れ家として土管を入れるのもいいかもしれません↓
GEX 癒し水景 素焼きの隠れ家 丸土管小 3連 素焼き シェルター 関東当日便
値段は648円でした。
土管以外にもダイソーのアクアリウムコーナーには110円で小さな橋の置物やタルの置物、背の低い人工水草なんかも売っているのでそれらを配置しても良さそうです。
網やピンセットなどの小物
最後に紹介するのは小物の道具です。
アベニーパファーを飼う時にあれば便利な小物はこんな感じです↓
- 網
- 長いピンセット
- 大きいスポイト
この3点があればすごく便利なんですが、なんとこの3点は・・・
全て百均で買えます!!
なので具体的なアイテムは紹介せずにどんな時に使うのかだけ説明していきます。
まず網はアベニーパファーを水槽内に移す時に使います。
続いてピンセットについてはエサの赤虫をあげる時に使います(最近はセリアなどで少し長いピンセットもあるようです!!)
最後に大きいスポイトはこれまたエサをあげる時に使ってもいいですし、水槽内の底に落ちたフンやゴミを吸って掃除も出来るので使い勝手が抜群です(僕はダイソーで大きいスポイトを購入しています)
ここまでで僕がおすすめする全ての飼育セットを紹介したので続いては初期費用の合計金額を発表します!!
アベニーパファーを飼うための初期費用
それでは先程紹介した僕がおすすめする飼育セットの合計金額を発表します↓↓↓
- 水槽 1980円
- フィルター 1700円
- LEDライト 1980円
- アナログタイマー 819円
- ヒーターorファン 2950円(ファンの値段)
- カルキ抜き 320円
- 水温計 527円
- 水換え用のホース 1180円
- 人工水草や隠れ家 1007円(水草1個と土管)
合計12,463円
※ここでは百均で購入するバケツや小物、店舗で購入する方が安いエサ(冷凍赤虫)については金額を足していないので実際にはもう数百円程度お金がかかります。
だいたいですが僕がおすすめする飼育セットを全て購入すると
1万2000円程度でした
これくらいの金額なら大人のお小遣いだったりアベニーパファーが好きな小学生のお年玉でもどうにか購入できる金額ではないでしょうか!?
もちろん僕がおすすめした商品で必要の無いと思う物があれば外してもらえばその分安くなるのでLEDライトやタイマーを除いた最低限で言えば1万円くらいで飼育セットが揃えれる感じになると思います。
アベニーパファーを飼う時に必要な飼育セットと初期費用を紹介します!!まとめ。
アベニーパファーを飼う時に必要な飼育セットは約1万2000円程で揃える事が可能です。
人工水草をレイアウトに使う事で安くてもしっかりと楽しめる水槽が完成しますよ!!
ラクテリアのようなオールインワン水槽は一見すると良さそうですがアクアリウム初心者には水量や排水の問題でなかなか難しい部分があり値段もそこまで安くないので別々に購入する方がおすすめです。
またアベニーパファーの飼育セットについてや飼育に関する疑問、不安な部分があればコメントよりご連絡ください!!(毎日は見てないんですが気がついたら早めに返信します)
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それではまた他の記事でお会いしましょー
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