今回はアベニーパファーの飼い方について、飼う時に注意するポイントなどを詳しくお話していきたいと思います。
こんにちは。アクアリウム4年目の、ゆーです。
僕は最近アベニーパファーという淡水(塩分なしの水道水)で飼えるとっても小さいフグを4匹飼い始めました。

アベニーパファーは前にも4匹飼っていましたがつい先日最後の1匹が星になってしまいました・・・
とても悲しいのですが、アベニーパファーの魅力にすっかりハマってしまった僕達夫婦は再び飼う事に!!
可愛い見た目とは裏腹にかなりクセの強いフグなので、これからアベニーパファーを飼ってみようと思っている人はぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
それではいってみましょー
アベニーパファーって?
まず初めにアベニーパファーを知らない人に向けて簡単ではありますが特徴を説明したいと思います。

体長 最大3cm程度
水の種類 淡水
適正水温 22℃~28℃
寿命 3年前後
エサ スネール、ブラインシュリンプなど
価格 1匹300円~400円前後
体長は最大でも3cm程度と世界最小のフグになっています。
アベニーパファーの飼い方
ここからはアベニーパファーの飼い方について詳しく紹介していきます。

アベニーパファーは淡水のフグなので基本的な飼い方としては熱帯魚と同じです。
水槽にカルキ抜きを入れた水道水を入れて飼うようになるんですが飼育水に関してはこちらで詳しく紹介しているので見てみてください↓
時期的に寒かったり暑かったりする場合はヒーターやファンなどを設置して水温をアベニーパファーが過ごしやすい22℃~28℃に保つようにしましょう。
アベニーパファーを水槽に入れる時には他の熱帯魚同様に水合わせをしてから入れるようにします↓
また水換えも週に1度くらいは最低限必要で、こちらについてもやり方をこちらで詳しく紹介しています↓
アベニーパファーを飼う上での注意点
アベニーパファーの飼い方は基本的には熱帯魚と同じなんですが、アベニーパファーの場合飼いやすいネオンテトラなどの熱帯魚に比べるといくつか注意しないといけない点があります。
ここからはアベニーパファーを飼う上での注意点を詳しくまとめてみました。
他の魚やエビとの混泳はやめましょう
アベニーパファーは可愛い見た目からは想像できないんですが結構気性が荒く、同じ水槽に入っている他のアベニーパファーや熱帯魚を追いかけます。
同じ水槽に入れた魚やエビはほぼかじられると思ってください。
ミナミヌマエビなどの小さなエビはアベニーパファーにとってはご馳走なので混泳当初は大丈夫でも食べれるのがわかってしまうと惨劇になる可能性も高いです・・・(僕は実際そうでした・・・)
もちろん絶対に混泳できないってわけではないんですがもうこれは運みたいな所もあって僕は過去に普段は追いかけられているような大人しいアベニーパファーを他の水槽に入れて混泳させてみたんですがコリドラスのヒレはかじられ、ネオンテトラの尾びれもかじられエビは食べられてしまいと散々でした・・・
なので他の魚やエビが犠牲になるのが嫌なら他の種類の魚との混泳はおすすめしません。
1匹で飼うか複数匹なら数は多めで
僕がおすすめしたいのは1つの水槽で他の魚やエビを入れずにアベニーパファーのみを1匹だけで飼うか、アベニーパファー同士の複数匹で飼うのがいいと思います。
ここで言う複数匹とは3~4匹以上の事で多ければ多いほどいいと思います(水槽内がきちんと綺麗に保てればOK)
2匹で飼うのは絶対にやめた方がいいです!!
小さな水槽に2匹くらいで飼うのはすごく可愛いと思うんですがちょっとよく考えてみてください。
先程お話したようにアベニーパファーは少し気性が荒いので2匹で飼うと必ずどちらか1匹がボス的な感じになってもう1匹を追いかけるようになります。
4匹くらい入れていれば追いかけられる側もいくらか分散されるんですが2匹しかいないとなると
1匹は常に自分が追われる事になるのでストレスが半端ないです・・・
アベニーパファーはストレスから拒食症と言って死ぬまでご飯を食べない危険な状態になったりする事もあるので常に追われるような状況は出来るだけ避けたいですね!!
大きなサイズの水槽で隠れ家を設置する
アベニーパファーを飼うならあまり小さな水槽はおすすめしません。
水槽が大きい方が追いかけてくる個体と出会う確率が低くなり、追われるストレスもいくらか減ります。
我が家のようにどうしても小さめの水槽(25cmキューブ水槽)で飼う場合には特に隠れ家になるような物を設置してみたり背の高い偽物の水草なんかを入れて少しでも追われる確率を減らしましょう!!

アベニーパファーの場合は水槽内に色々置いて少しゴチャゴチャしてるくらいの方が良さそうです。
僕の水槽ではこの土管や↓

コケを取ってくれるミナミヌマエビはアベニーパファーに食べられるので本物の水草は入れずに背の高い作り物の人工水草を入れてみました(このシリーズは色々なタイプの水草があります)↓

偽物の水草なら汚れてしまっても取り出して綺麗にする事が出来ますしこの商品は中にワイヤーが入っていて形も変化できるので縦に長くしたりアーチ状に出来たりと便利です。
値段はかなり安いので水槽のサイズによって複数個設置するのも良さそうです!!
人工水草を綺麗にする方法はこちら↓
水槽の蓋は必ずセットする
以前アベニーパファーを飼っていた時に1匹だけ水槽の外に飛び出てしまい星になってしまった子がいました。
調べてみるとやはりアベニーパファーは水槽の外に飛び出てしまう事があるようなので水槽の蓋は必ずセットするようにしましょう!!
蓋をしても隙間ができるようなら隙間を下敷きなんかをカットしたもので塞ぐのがいいと思います。

クリアファイルのようなペラペラな物よりも下敷きの方が重くしっかりしているので少し大きめにカットして使っています。(下敷きはダイソーにも売ってます)

エサは冷凍アカムシが基本
アベニーパファーのエサは基本的にほぼ冷凍アカムシになると思ってください。


ブロック1つを丸々溶かすとかなり量が多いので凍っている状態でカットして使わない分はサランラップなどで包み再び冷凍しておけば次にあげる時に便利です。
アカムシは冷凍されている物を必要な分だけ取り出して水槽の飼育水で溶かしてピンセットなどであげるようになります。

水槽用の長いピンセットを持っていない場合は1つ購入しておくと便利ですよ↓

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1日2回程度を目安にアカムシを少しづつあげてみてアベニーパファーのお腹が膨らめばそれ以上はあまりあげないようにしてください。
エサを欲しがりアベニーパファーが水面を見つめる姿はとても可愛いんですが
多くの量をあげてしまうと消化不良になる事があるので注意してください。
アベニーパファーを飼う事が決まったら一緒にアカムシの購入も忘れないようにしましょう!!
(冷凍アカムシはアクアリウムショップやペットショップのアクアリウムコーナーにだいたい冷凍庫がありそこで売られています)
購入後は自宅の冷凍庫でアカムシを保管する事になるので抵抗がある人は大きめのタッパーなどに入れて冷凍庫に保管するのがいいかなと思います!!
熱帯魚のように簡単にあげれる人工餌に変更する事も可能ではあるんですがアベニーパファーはかなりエサにうるさく、人工餌を食べてくれるかはその個体によってさまざまです。
アカムシならほぼ食べてくれると思うので基本的に主食はアカムシになると考えていてください!!
またアカムシは水をかなり汚すので食べきれなかった分は長いピンセットや長いスポイトなどで早めに取り除くようにしましょう。
冷凍赤虫のあげ方や保存方法について詳しくはこちら↓
アベニーパファーが寝る時は・・・
アベニーパファーは目が閉じません!!
ギョロっとした目をそのまま開いて眠ります。

さらに寝る時は地面や水草など何かしら体を支えれる所で寝るので初めて眠る姿を見た時は死んだのかとかなりビックリしました・・・(この時は地面でした)
眠る姿もとても可愛いんですがこれからアベニーパファーを初めて飼う人は眠った姿を見ても死んでないので不安にならないでください!!
隠れ家になるようなアイテムを入れていればアベニーパファーが気に入った場合に高確率でその中で寝るようになったりもします!!
我が家のアベニーさん達は土管やタルの置物よりも人工水草がお気に入りのようで人工水草の中に入り込んで寝ています(笑)
1匹はこんな風に↓

さらにもう1匹も同じ人工水草の違う場所で寝ているのを発見しました(笑)↓

我が家のアベニーさんに大好評の人工水草はこちら↓

アベニーパファーは結構懐きます
アベニーパファーは他の熱帯魚に比べるとかなり人に懐きます!!
エサをくれる事をわかっているので人が水槽前に来ると近寄ってきてくれたり、水槽横に人が移動するとアベニーパファーも横に移動してきてくれますよ。
人の近くまで寄ってきたらエサをねだるように水面を見つめる姿はとっても可愛いです!!

数匹で飼っているとみんな水槽前まで出てくるのでちょっと面白かったりします。
【淡水フグ】アベニーパファーの飼い方を詳しく紹介。注意するポイントも!!まとめ
アベニーパファーは淡水のフグなので基本的には熱帯魚を飼う時と同じように飼育水を作り、水換えをしていく事で飼う事ができます。
飼育水の作り方はこちら↓
複数匹で飼う場合、水槽内は隠れ家になるようなアイテムや水草などを置き少しゴチャゴチャさせる事で追いかけられた時に逃げやすくストレスを軽減できます。
水槽のフタは必ずセットし、隙間は下敷きなどでふさぐ事で飛び出てしまう事故を未然に防ぎましょう。
エサは冷凍アカムシが基本になると思うので1つのブロックを小さくカットし飼育水で溶かしてあげます。エサのあげすぎは消化不良になるのでお腹が膨らめばそれ以上は与えないようにしてください。
食べきれなかったアカムシは水槽をすごく汚すので早めに取り除くようにしましょう。
アベニーパファーは少し飼いかたにクセがありますが本当にとっても可愛いフグなので興味のある人はぜひ飼ってみてください!!
アベニーパファーを飼う時に必要な道具はこちら↓
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