熱帯魚の水合わせや点滴法・・・やり方を知っていますか?
今回は簡単な水合わせのやり方としっかりじっくりな水合わせの点滴法のやり方について詳しくお話していきます。
熱帯魚や金魚、メダカ、エビなど水槽に入れる時は
必ず水合わせをしてあげましょう。
いきなり水槽に入れるのは絶対にNGですよ!!
水合わせってなに?・・・必要なの?
水合わせとは熱帯魚を水槽に入れる前に水槽内の水に少しづつ慣らしていく方法の事を言います。
そもそもなぜ買ったり貰ったりした魚やエビをすぐに水槽に入れてはいけないのでしょう?
答えはこれから熱帯魚を入れる予定の水槽の水とペットショップの水槽の水に水質の違いがあるからです!!
人間からしたら同じ水でしょ?って思うんですが魚からしたらずいぶんと違いがあるようです・・・
熱帯魚(特にエビ)は水質の変化に弱く、いきなり水質の違う水に入れてしまうとすごく弱ってしまう事があります・・・
最悪の場合はそのまま弱って死んでしまうこともあるんですよ!!
せっかく家にやってきてくれた熱帯魚・・・
すぐに死んだらとても悲しいですよね。
水合わせは少ない道具で簡単に出来るので確実にして少しでも熱帯魚の状態が悪くならないようにしてあげましょう。
熱帯魚の水合わせに必要な道具
水合わせには少しですが道具が必要です。
どの道具もとても安く買えるので、ぜひ揃えてみてください!!
水合わせには
・簡単にできる水合わせ(魚向け)
・しっかりやる点滴法と呼ばれる水合わせ(エビ向け)
この2つのやり方があるので道具の違いも説明しますね。
熱帯魚向けの道具(簡単な水合わせ)
熱帯魚向けの水合わせに必要な道具はこちらです↓
プラケースと水を入れれるカップだけでOKです!!
あ、あと最後に熱帯魚を水槽に入れるために
網も必要です。
写真ではカップにメモリがついていますがメモリは全然必要ありません。
つまり何でもいいです(笑)軽いプラスチックのコップとかでも全然OKです!!
プラケースと適当なカップ、網は百均に売っているので両方買っても合計金額は数百円です!!
プラケースは大きさによって値段が違いますが100円の小さなものより200円とか300円の少しだけ大きいタイプの方がいいと思います。
そもそもプラケースも他の容器で大丈夫です。
その場合は水量を確認するために透明な容器で、ある程度大きい(水量がある程度確保できる)ものを購入してください・・・結局プラケースが最適ですね!!
エビ向けの道具(点滴法)
エビは熱帯魚より水質の変化に弱く、水合わせも熱帯魚にやるより慎重にしないといけません!!
道具は熱帯魚にやる時に使うプラケースとさらにこちらの道具が必要です↓
またまた写真を忘れてしまいましたがこちらも網が必要です。
チューブと吸盤はこれまた百均のアクアリウムコーナーに売ってます!!
吸盤は1つでもいいですが2つあれば水合わせがよりやりやすくなります。
シリンジは注射器みたいなプラスチックのやつですね。こちらも百均の化粧品コーナーとかに売っているので揃えましょう!!
二分岐パーツは百均に無いのでアクアリウムショップかホームセンターのアクアリウム用品売り場、またはネットで買いましょう。
熱帯魚やエビの水合わせのやり方を説明(点滴法も)
それでは先程紹介した道具を使って実際に水合わせをしていきましょう!!
こちらも熱帯魚向けの簡単な水合わせとエビ向けの水合わせ(点滴法)とに分けて紹介していきますね。
熱帯魚向けの水合わせ
熱帯魚向けの水合わせは本当に簡単です!!
まず熱帯魚をこれから入れる水槽に袋ごと浮かべ水槽の水温と同じにしていきます。
時間は20分程度で大丈夫です!!
次に熱帯魚の入った袋をハサミで開封し、中の水を熱帯魚ごとプラケースに移します。
この時、プラケースに移した後の水の量をチェックしておいてください。
このプラケースにこれから熱帯魚を入れる水槽内の水を少しづつ入れていきます。
今の時点ではペットショップの水が100%ですね。
プラケースに水槽内の水を少し入れます。
量はプラケースに入っている水量の半分程度を足す感じでOKです。(だいたいです)
プラケースに水槽の水を足したら、熱帯魚に慣れてもらうために20分ほど待ちます。
少し足す→20分待つを3、4回ほど繰り返してプラケースの水をほぼ水槽の水にします。(後半は足す量を少し増やしてもOK)
3、4回繰り返すと水換えは終わりです!!
だいたいですが元々あったペットショップの水の3倍以上の水量になってればOKです!!
プラケースから熱帯魚だけを網で取り出し、水槽に入れてください。
プラケースの水は水槽内に入れずに捨ててください(ペットショップの水に病原菌がいる可能性があるため)
最後に水槽の水が減っているのでカルキぬきをして水温を合わせた水を水槽に継ぎ足しておきましょう。
エビ向けの水合わせ(点滴法)
ヤマトヌマエビやミナミヌマエビなどのエビ向けの水合わせはかなり慎重にやりましょう!!
エビは水質の変化にとても敏感です。
熱帯魚と同じように水合わせをすると数日で死ぬ可能性もあります・・・
こちらは
- プラケース
- チューブ
- 吸盤(2個)
- 2分岐パーツ
を使い点滴法というやり方で水合わせをしていきます。
水槽内の水を1滴づつプラケースに移して行くので点滴法といいます。
こちらもまずは水槽に袋ごと浮かべ水温を合わせていきます(20分)
続いてこちらも先程と同じようにプラケースに袋の中身を移します。(水とエビ)
次に点滴法で使う道具を準備します!!
こちらですね↓
二分岐パーツは片方の先に短めのチューブを付けた方がやりやすいです。
それではやり方について説明します。
まず二分岐パーツのついてない方のチューブの先を水槽の水につかるように吸盤で固定します。
反対の2分岐パーツはプラケースの上に持ってきてください。
セットできたら二分岐パーツのコックの向きをこのように↓
こうする事で片側からしか水が出ないようになります。(この写真では左からしか水が出ません)
ここまで準備が出来たらプラケース側のチューブにシリンジを差し込み、シリンジで中の空気を抜いていきます。
すると水槽に固定したチューブから水を吸い上げて二分岐パーツのコックの先のチューブから水が出てきます!!
水が出てきたらシリンジを抜き、二分岐パーツのコックで水量を調整してポタポタと水が落ちるくらいにしてください。
初めは本当にゆっくりと1秒に1滴、水がプラケース内に落ちるくらいに二分岐パーツのコックを調整して30分くらいたてばもう少し早くしてみてください。
この時、二分岐パーツ周辺に吸盤があればプラケースに固定してもいいですし、固定せずにプラケースのフチに引っ掛けてもいいです!!
プラケースの水がある程度いっぱいになれば水合わせは完了です(1時間から1時間半程度)
こちらのやり方も後半は少し早めに水を入れてもOKです!!
プラケースから網でエビだけを取り出して水槽に入れましょう。
プラケース内の水は捨ててください。
水槽内の水が減っているので継ぎ足して終わりです(カルキぬき、水温を合わせてください)
熱帯魚の水合わせのやり方と点滴法をわかりやすく説明。まとめ
熱帯魚やエビはいきなり水槽に入れずに必ず水合わせしてください。
水合わせの前に袋ごと水槽に浮かべて水温を合わせましょう。
水合わせの時には魚には簡単な水合わせを!!
エビには点滴法でしっかり時間をかけて少しづつ水槽の水に慣れさせましょう。
水合わせをする事で熱帯魚やエビが早期に死ぬ可能性が低くなりすよ。
熱帯魚の基本的な飼い方はこちらを参考にしてみてください↓
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