今回は我が家で使っているアルパカストーブ(TS-77Aコンパクト)のレビュー記事です。
こんにちは。キャンプ3年目の、ゆーです!!
冬のキャンプは人も少なく虫も出ないので最高なんですが
たった1つの問題は寒さですよね!!
そんな寒さも石油ストーブがあれば電源不要で暖かい空間が作れてしまうのでアルパカストーブは我が家では冬のキャンプに欠かせないアイテムになってます。
2019年より日本向けに新アルパカストーブ(TS-77JS-C)も発売されたので是非今回の記事を参考にしてみてください。
※ストーブを使用する際は換気をしっかりとし、一酸化炭素中毒に気をつけてください。
TS-77Aコンパクト基本情報
僕が実際に購入したのはTS-77Aのコンパクトタイプです。(耐震消化機能付)
通常タイプとの違いはタンク容量が7リットル→4リットルになることで本体の高さが4.5cm低くなり持ち運びしやすくなっています。
給油方法と点火方法。火力調整について
ここではアルパカストーブの給油や点火方法、火力調整などの使い方について詳しく書いていきます。
どれも特に難しい事はないので気楽に読んでみてください。
給油方法
アルパカストーブの場合、給油タンクは本体と一体型のためにタンクのみを外して持ち運ぶ事はできません。
灯油の入ったポリ容器をストーブまで持ってくるかストーブ本体をポリ容器まで持って行って給油します。
給油方法は簡単でまず銀の給油蓋を回して開けます。
次に燃料ゲージを見ながら灯油を入れていきます。
この時、電動ポンプなどの太いパイプは燃料口に入らないので細めの手動ポンプを使用します。
またタンク自体が小さいので段差を使って半自動のような入れ方をすると溢れるかもしれません!!
僕はポリタンクをストーブと同じ高さの床に置き、シュポシュポと完全手動でゆっくりと入れています。
タンクの容量自体が小さいので手動で入れていてもすぐにメモリはいっぱいになりますよ!!
点火方法
石油ストーブは乾電池をセットしてダイヤルを回し点火するタイプもありますがアルパカストーブの場合は少し違います。
※初めて点火する場合は給油後、芯に灯油が染み込むまで30分以上は待ちましょう
まずダイヤルをいっぱいまで回して筒の中にある芯を出します。(時計回り)
耐震装置がついている場合は右側にある銀色のレバーを先に上にあげてください!!
次に銀のグルグルを指で持って筒を持ち上げ、チャッカマンなどで芯に直接火をつけます。
※芯はボサボサとした部分なので見たらすぐにわかります
電池をセットする場所やコンセントプラグはアルパカストーブにはありません。
なのでチャッカマンやライター、マッチなどが1つあれば電源(コンセント)が無くても点火できます。
どこでも使えるので(もちろん外でも風がなければOK)電源なしのキャンプサイトでは大活躍です!!
火力調整方法
火力調整のできる石油ストーブもあるのですがアルパカストーブの場合は火力調整ができません。
芯を上下するダイヤルはあるんですが、これは常に炎を一定の位置に合わせるためであって火力調整用ではないんです!!
炎を一定の位置に合わせる方法は筒の上部から火がはみ出ないようにダイヤルで調整します。
(火が筒からはみ出ていたり極端に弱い場合は不完全燃焼になります)
点火後すぐに1度炎が筒からはみ出ると思います。ここで1度ダイヤルを反時計回りに少しだけ回して筒から炎が出ないように調整します。
2、3分後にもう一度見てみるとまた少し炎が出ているので調整します。
我が家のアルパカストーブはこの調整を2、3度ほどすれば後はほっといても大丈夫です。(何度か調整すれば炎が落ち着きます)
他の石油ストーブとの比較
キャンプでよく選ばれる人気の小型石油ストーブは主に4種類あります。
そのうち一種類はアルパカストーブです。
残りの3種類の暖かさ(発熱量)と燃料持続時間(燃料満タン時)は以下のようになっています。
フジカ:ハイペット
発熱量 2.5KW
持続時間 10~12時間
トヨトミ:レインボー
発熱量 2.5KW(最大時)
持続時間 20.2時間
アラジン:ブルーフレーム
発熱量 2.6kw
持続時間 15時間
持続時間の差に関してはタンク容量の違いもあるのですが発熱量(暖かさ)はだいたい2.5kwくらいです。
アルパカストーブの発熱量は新、旧型共に3.0kwなのでこの4種類の中で1番高い(暖かい)です。
アルパカストーブの購入方法と値段
アルパカストーブはレトロな見た目と値段の安さ、発熱量の多さから人気の小型ストーブですが今までは正規に日本での発売はされていませんでした。
2019年より日本向けのアルパカストーブも発売されたのですがここでは僕が購入した旧型(韓国モデル)の購入方法について少し触れたいと思います!!(日本向けの新型アルパカストーブについては、この記事の後半で)
韓国モデル(旧型)の購入方法
韓国メーカーのストーブなので基本的には韓国で購入するか自分の代わりに購入して日本の自宅まで送ってもらえる輸入代行と言う業者に頼むかになります。
(日本で販売されている韓国モデルのアルパカストーブはだいたい転売価格なので高めになります)
僕は輸入代行を使って購入しました。(韓ショップ)
他のサイトに輸入代行について詳しく書かれている方がいますので気になる方は検索してみてください。
※韓ショップの場合、僕が購入した時はコンパクトモデルしか販売していなかったです。
コンパクト以外のモデルが欲しい人は他の輸入代行を探してみてください。
※注意点として旧型モデルのアルパカには基本的に保証はありません・・・現在購入されるのであれば2019年より販売された日本向けのアルパカストーブの方がおすすめです(この記事の最後のほうに詳しく書いています)
旧型モデルの値段は?
僕が輸入代行を利用して購入した時のアルパカストーブの場合の値段はざっくりとこんな感じでした。
ストーブ本体(韓国価格) 9,000円
日本までの送料 5,000円
替芯 1,000円
専用ケース 2,000円
代行業者への手数料 1,000~2,000円
合計18,000円ほどでした。
輸入代行業者は色々とあるのですがだいたい商品価格合計の10~15%くらいを手数料で支払う感じです。
そこそこ大きいのでどうしても日本までの送料が結構かかりますね・・・
ストーブ自体は本場韓国でなら9,000円ほどと考えればかなりよく出来たストーブだと思います。
部屋での使用感
キャンプで人気のストーブですが、もちろん家でも使えます。
実際に自宅で使用してみるとテントと違いすきま風なんて入ってこない家での使用だと結構暖かいです。(比較的暖かい地域)
14帖ほどのリビングでもこの小さなストーブ1つで充分に冬を過ごせました。
むしろ時々暑いくらいです!!
アルパカストーブのキャンプでの使用感
では実際にキャンプではどうなのかも試してみました。
購入を検討されている人のほとんどがキャンプでの使用感が1番気になる部分だと思います!!
先に書いちゃいますが、アルパカストーブは風のある場所に設置するのはおすすめできません。
風が吹く度にストーブの炎がボウボウなって不完全燃焼をしているようです・・・
なので風を守る物が何も無い外で使いたいって人には向いていません。
今回はツールームテントとワンポールテントで充分に換気をしながら温度の上昇を記録してみました。
ツールームテントでの使用感
使用テントはコールマンの
アテナスクリーンツールームハウスで全周にスカートが付いてます。
ツールームテントでは一般的なサイズくらいだと思います。
一酸化炭素中毒が怖いので3箇所ある小さなベンチレーション(空気口)を開けて、横の窓も少しだけ開け充分に換気をしながら使ってみました。
小型ストーブの中でもアルパカストーブとフジカハイペットの2種類は輻射熱が出るタイプなので
反射板が無くてもストーブの近くにいればジンジンと暖かさが伝わってきます!!
逆に言えば他の小型ストーブの場合は横にいてもそこまで暖かくなく、上ばかりが暖かくなるのでストーブファン等で暖かい空気を横に流すかテント上部に小型のファンを下向きに取り付けて空気を下に送るようにするとテント内が暖かくなりやすいようです!!
また、ストーブの上でお湯を沸かせる事も可能なので冬キャンプで使う湯たんぽのお湯もアルパカストーブが1つあればコンロや焚き火を使わなくても作れます。
湯たんぽって大量のお湯が必要で、さらに使うのは寒い時期なんでコンロだとすごくガスを使っちゃうんですよね・・・
なのでストーブの上に置いておくだけでお湯が沸かせるのはかなり便利です!!
テント内の気温を測る方法として温度計は室内(テント内)と室外の気温が同時に測れる物を使用して何度か測定してみました。
その結果…
10℃~12℃ほどテント内の方が暖かい結果となりました。
ワンポールテントのように上部の空間が狭くなっているようなテントの場合はもう少し暖かくなりそうです!!
幕内で使用する際にはしっかり換気し、一酸化炭素警報機を使用しましょう(出来れば複数個)
僕が実際に使用している一酸化炭素警報機はこちら(一個目)↓
OBEST 防災グッズ 電池式 バッテリー取り付け簡単 ブラック
不安なのでもう一個警報機を使っています↓(二個目)
一酸化炭素検出器のアラーム、COのガスセンサーの検出器デジタル表示付き目覚まし時計の警告(3単三電池は含まれていません)プロフェッショナル日本語マニュアル (1)
二個目の警報機はとにかく安いんですが、どちらの警報機もほぼ同じ数値が表示されるのでどうやら上手く作動しているようです!!
ワンポールテントでの使用感
ソロ用にと、お遊びの激安ワンポールテントも最近購入したので(2020年10月購入)こちらでも温度を記録してみました!!
テントはフィールドアのワンポールテント400です↓
こちらもツールームテント同様に全周にスカートが付いていて寝るだけなら4人が入れる大きさのテントです(ストーブを入れるなら3人まで推奨)
ワンポールテントで人気のサーカスTCよりは一回り小さいサイズなので温度上昇の目安にしてみてください。
このワンポールテント400はフライシートだけでも張れるのですが今回はインナーテントも設置しています。
ワンポールテントの場合は空間が上に向かって狭くなっているのでいつも以上に換気を考えて、ベンチレーション2箇所はもちろん開け、さらに前後の出入口となる大きな窓?ドア?の2箇所は3分の1ほどメッシュにして計測しました。
なのでそこそこ冷たい風がテント内に入ってきている状態での測定です!!
その結果・・・
とんでもなく暖かくなりました!!
もはや外はかなり寒いのにテント内は半袖になりたいくらい暑いという意味不明な状況です(笑)
ストーブと温度計の位置関係は近くにはなく、むしろ遠い距離に置いていたのにかなり温度が上昇しました!!
ワンポールテントのポール上部に大きなクリップで固定できるファンをモバイルバッテリーと共に設置してテントの上の方に溜まった暑い空気を強制的にテント下側に流すようにしていたのが温度上昇に大きく貢献していたようです。
今回使ったクリップタイプのファンはこちら↓
Keynice USB扇風機 卓上 & クリップ型 静音 ミニ扇風機 風量2段階調節 360度角度調整 4枚羽根 USBファン
風量は2段階での切り替えが可能で、今回は弱い方で充分な風量でした。(熱い風が下まで届きます)
弱でいいので音はほぼ無音、かつモバイルバッテリーも長時間駆動できます。
最終的に23℃をこえたので暑くてストーブを消したのですがワンポールテントの場合はツールームと違い、テント内上部の空間が狭いのでかなり暖かくはなったのですが
空間が狭い分、一酸化炭素中毒になりやすいはずなので使う場合はしっかりと換気をしながらストーブを使用してください!!
※テント内のストーブ使用は自己責任です!!
小さいテントなど、空間が狭い場合は使用をやめましょう
別の日にも同じように温度を測ったのですが、この日は風が以前より強く、温度の上昇は12℃ほどでした!!
とはいえアルパカストーブは横もかなり暖かくなるので近くにいれば充分暖かかったです。
今回使用したワンポールテントのレビューはこちら↓
日本向け(TS-77JS-C)との違い
2019年より日本でもアルパカストーブの正規販売が開始されました。
新型アルパカストーブは持ってないので簡単に旧型との違いを。
反射板(リング)が追加され燃料ゲージが溶けたりしないようになっていたり燃料ゲージの変更(旧型は精度が悪い)や燃料キャップの溶接箇所が増えたり(旧型は1点、新型は3点)と
旧型に比べてかなり色々と改良されています。
発熱量は旧型と変わりませんが各国の測定方法の違いから
旧型 3.84kw(韓国)
新型 3.0kw(日本)
と数値的には変更してあります。
値段は旧型を輸入する方が少し安いですが日本向けのアルパカストーブはかなり色々と改善されている部分が多いので、これから購入をされる方は日本向けの新型の方がおすすめです↓
(今なら期間限定で専用ケースも付属しています)
newAlpaca(TS-77JS-C)コンパクト アルパカストーブ 2019年日本初JHIA認証商品発売記念セット【発送日については商品画像中のカレンダーをご覧ください】
アルパカストーブまとめ
キャンプで使用する為に購入したのですが家でも全然使えるほど温かかったのは嬉しい誤算でした。
アルパカストーブとフジカハイペットの2種類は小型ストーブの中でも輻射熱が出るタイプなので上だけでなく、横も暖かくなるのでストーブをつけて横にいると反射板がなくてもすごく暖かかいです!!
ツールームテントでの使用もかなり安全をとってベンチレーションや窓を少し開けるなどしていても12℃ほど幕内(テント内)を温めてくれたので冬キャンプの敷居もぐっと下がりました。(他の小型ストーブはアルパカストーブより熱量が低いので同じ条件で使用するともっと寒いです)
ワンポールテントでの使用にいたってはもはや暑くて消すという意味不明な状況になりました(笑)
また防災用にと考えた時も石油ストーブは電気が無くても使えるので家に1台あると安心できます。
※ストーブはしっかり換気をしながら使用しましょう。テント内のストーブ使用は自己責任です!!
フジカハイペットもかなり人気のストーブですが、一年以上納期がかかるので今年の冬に石油ストーブを使いたい人はすぐに購入できるアルパカストーブを試してみてください!!
※日本向けアルパカストーブはかなり人気のようで、2020年11月時点では少しだけ納期に日数がかかります。
また、2020年は2月前半までで在庫数を完売したようで販売を終了しているので(2020年9月から販売再開)
2021年も同じ2月までか今のキャンプブームによってさらに早く完売し、2021年まで販売をしていない可能性もあるので購入を検討されている人は早めに購入された方が良さそうです!!
日本向けの新型アルパカは旧型に比べて安全面や特定のパーツが改良されていたり1年間の保証もあるようなので、少し値段はあがりますがこれから購入を検討されている人は新型のアルパカストーブの方が断然おすすめです。
2021年も販売が開始されました!!
冬本番の時期になると毎年品薄になり納期が延びるので購入予定の人は早めの購入がおすすめです↓
それでは今日はここまで!!
また他の記事でお会いしましょー
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